梅雨が明けた!と思ったら、毎日めまいがしそうなくらいの熱さです。
だけど、今年も「節電の夏」。スーツ姿の男性が扇子を持ち歩いているのも珍しくなくなりました。
さて、今日はそんな扇子の由来についてのお話。
一説には、神主(かんぬし)の持っている”しゃく”を重ねたもの と言われています。
二つ目の説は、コウモリの翼に似せて作られて物だというもの。
うちわは中国で発明されたものだけど、
扇子は日本で発明されたものが世界に広がった・・・。
ヨーロッパの王朝時代、肖像画にもよく扇子が描かれています。
なんとなくうれしくなるお話。
3つ目の説としてはインドや中国のお経の形が扇子のもとになったというもの。
お経は薄い木片や紙に書かれて、糸でとじられていて、それを緩めるとほぼ扇の形になるから。
もともと日本人は、”工夫して新しいものにする”というのが得意だといわれた民族。
いろんな影響を大陸から受けて
それを使いやすいように開発・改良を重ねてきた歴史があります。
きっと、3つとも本当の説。
どれかひとつに絞るの無理があるのかもしれません。
いろんな歴史を感じながら、
新しい素材・新しいデザインと香りの扇子をゆっくり選んでみるのも素敵ですね。
坂本 実千代
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