雲仙観光ホテル
雲仙と聞いて私が思い浮かぶのは、「雲仙温泉の湯けむり」「君の名は」そして「雲仙国際観光ホテル」。
今回は、温泉旅館がいいという母の希望で、残念ながらここへの宿泊はかなわなかった。
せめてランチだけでも…と思い、予約の電話をして出かけた。
場所がよくわからなかったため、この予約の電話をしたのはビードロ美術館の駐車場。
「どのくらいかかりますか?」の問いに「1分ほどです」と答えていただいたとおり、道の向こうがホテルの入り口だった。
ホテル到着
昭和10年創業、昭和天皇陛下ご夫妻もお泊りになったというこのホテルは、異国情緒あふれて重厚な趣き。
停車してしばらく観入っていると、なんだか視線を感じる。
玄関に視線を向けると、ホテルの方が微笑みながら
「坂本様でいらっしゃいますか?お待ちしておりました。」と丁寧に迎えてくれた。
雲仙観光ホテルのロビー
重厚できらびやかではない上品な華やぎがある。
さすがに大きな声は出せないながら、「わぁ…すごいねぇ…」ため息が出た。
玄関からダイニングまで、同じスタッフが付き添って案内してくれる。
そして、バトラーのような趣きのちょっと高齢の男性がうやうやしく出迎えてくれた。
雲仙観光ホテルのダイニング
ベタな表現だが、タイムスリップしたかのような入口。
「DINING」の看板や照明なんて、すごくいい!
各テーブルはこんな感じになっている。
この、「スプーンに飾られた花」というのもおもしろい。
ランチメニュー
マルシェ B
- 春野菜のバーニャカウダソースと鮮魚のスモーク
彩りのいい各種の野菜。野菜それぞれの味がとても濃い。
その濃い味に、バーニャカウダソースの味がとても合う。
鮮魚もおいしいが、この主役はやはり野菜!
エビも、主役を野菜に譲っているような一皿。
- 本日のスープ(今回は、ズッキーニのスープ)
とってもクリーミーなクリームスープ。
小麦粉とバターを炒めて丹念に作った、懐かしい本格的なスープの味がする。
最近、こういう作り方をしているスープが減っているので、とても懐かしくおいしくいただいた。
やはり、手をかけると味も変わる、と実感する。
- 雲仙クリーンポークのロースト バルサミコとゴルゴンゾーラソース
豚肉ながらさっぱりとした風味。豚の独特な臭み、脂っぽさがない。
さくっとした歯切れながらしっとり。
バルサミコとゴルゴンゾーラとどちらも個性的な味のソースながら、絶妙のバランスで高齢の母も「おいしい」と完食。
ソースもパンにつけて全部食べてしまったほど気に入ったようだ。
- 本日のデザート
ベリーのムースとキャラメルアイス。
まわりに飾ってあるベリーソース、酸っぱさがいいアクセント。
キャラメルの苦みが大人な味。
- 珈琲又は紅茶
そして、ラストはコーヒー。
苦みが舌に残らないすっきりとした味で、食後にぴったり。
これで¥3,900(10%のサービス料込み、消費税別)は、ランチとはいえ大満足。
到着直前であっても、予約の電話をして行くことをおすすめする。
そのほうが、特別感が味わえる。
雲仙観光ホテルの情報
- 〒854-0621 長崎県雲仙市小浜町雲仙320番地
- 0957-73-3263
- レストラン営業時間
朝食 7:00~9:30(ラストオーダー 9:30)
昼食 12:00~14:00(ラストオーダー14:00)
夕食 17:30~22:00(ラストオーダー21:00) ※前日までの予約制
坂本 実千代
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