私には、人に話すと驚かれる日課がいくつかある。
そのひとつが、毎日レモンを皮ごと1個食べること。
昔から何しろレモンが好き。スライスまたはくし形に切ったものを、まるでみかんやグレープフルーツかのようにパクパク食べる。
蜂蜜につけたり、レモン塩にしたりすることはほとんどなく、そのまま。
幼少の頃からごはん(いわゆるお米)を食べる習慣がない。
そのため、2段のお弁当箱のうち1段はサラダ。
ベビーリーフを1パック入れて、その上にレモンのスライスを1個分、びっしり敷き詰める。そんな感じ。
自宅でも、揚げ物1個につき櫛形のレモン1個とか、お水を飲むときに近くに小皿を置いておいて食べる、とか。
レモンをそのまま食べるのは歯によくない、と聞いたので、食べたあとすぐには歯を磨かないとか、食べたあとに水を飲むとか(どれだけ役に立つかは微妙なだけれど)工夫はしている。
国産レモンにこだわる理由
皮ごと食べる、となるとやはり気になるのは防カビ剤やワックスなど。
ふだん、そんなに細かいことを気にするほうではないのだけど…。
飲食店ででたものを口にすると、ピリピリ舌にくる。
ということは、やっぱりよくないよね、ということで、基本的に食べるのは自分で購入してきたものだけ。
国産のレモンで、防カビ剤不使用が明記されているもの。
…となると、近くのスーパーではなかなか手に入らない。
生協で国産レモンが毎週注文できることを知り、早速加入した。
これで、安定してレモンを手に入れることができるようになった。
そうこうしているうちに、なんとその生協にレモンの苗木が登場!
小さな小さな苗木で、実がつくまで数年かかる との記述があった。
それはそうだよね、という小ささ、儚さ。
庭に植えるよりむしろ鉢植えのほうがいいという記載があったので、それに従った。
植木鉢でレモンを育てる
レモンの蕾
はじめのうちは、伸びているのかいないのか…ほとんど変化はなかった。
しかし、そのうち若芽がでて、葉の色が濃くなり、そのうち蕾をつけた、
この時、はじめてレモンの花(つぼみ)を見たので、感動して写真を何枚も撮った。
レモンの花
そして、やがて花がひらいた。
なんとなく、幼少期に見たこのあるみかんの花にも似ている気がした。
これも、驚きとともに何枚もの写真を撮った。
やがて、どんどん花が開、もしかして1年目から実をつけるかも??
木を育てるには花を摘んでしまったほうがいいの?などと迷った。
しかし、かわいい花を全て摘むにはしのびなく、いくつかを摘んだだけで終わった。
花が落ちて、それはやがて小さな小さな緑色の塊になった。
このままこの塊のままで枯れていくのか…というくらいの期間のあと、いきなりそれは膨らみ始めた。
そして、ピタっと成長が止まったのがこの大きさ。
自家製のグリーンレモンは、スダチより少し大きく、カボスよりは小さい。そのくらい。
収穫は全部でこの4個。2個は母に、2個がわたし。
玄関先の植木鉢で育てた小さなレモン。
4つに割って、大事においしくいただいた。
…かなり皮が丈夫。笑ってしまうくらいに。
しっかり酸味もあって、酸っぱいの苦手な母は蜂蜜漬けにしたらしい。
長い期間はかかるけれど、成長を見つめながら…意外に簡単にできた。
来年が早くも楽しみだ。
坂本 実千代
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