水曜日のレディスデー、ひとりで映画「メアリと魔女の花」を観てきた。
- 人間の女の子が不思議な紫の花の力で1夜だけ魔女になって戦うお話
- ジブリにいた人が監督
- 主演声優は杉咲花さんと神木隆之介さん
- メアリは赤毛、両親と離れて大叔母の住む田舎にきたばかり
→ちょっと赤毛のアンっぽい?
わたしの知っている事前情報はこれだけ。
正直、ジブリ作品を映画館で観たこともないので、その点の予備知識もゼロ。
でも、予告編を観た時点で「これは観たい!ひとりでも観る!」と決めていた。
メアリと魔女の花
映画がはじまってまず圧倒されたのは、その映像美。
森、空、水、花々をはじめとした植物…とにかく、自然がいきいきと画面をとびだすように、しかも場面によってはとても幻想的に描かれている。
メアリは本当にまだ子供だ。しかも、あまり器用ではない。
最初は、ちょっと困った子だ…という印象さえうける。
でも、そのまっすぐさ、好奇心をもって進むところがこの話の魅力を作っていく。
田舎に来たばかり、学校もはじまっていないで退屈しているメアリを暖かく見守る大叔母とお手伝いさん。
ひとりで入ることを止められていた森の中で、不思議な花、そしてティブとギブという猫に出会ったことからメアリの運命が変わる。
花の力とティブの導きで空飛ぶホウキに乗り魔法学校へ行くことになったメアリ。
そこで、魔法学校の校長「マダム・マンブルチューク」に今までコンプレックスだった赤毛を「憧れの色」「すばらしい」と褒められ、さらに花の力によっていろいろな魔術を成功させ、天才だとほめそやされる。
実はこのマダムとドクター・デイはとんでもない野心をもっていて・・・
というお話。(あとはネタバレになるので…)
まとめ
メアリのまっすぐさと一生懸命さが作品の魅力のひとつ。
そして、最初は憎まれ口をきいていたピーターの正義感とやさしさ、大叔母の内に秘めた強さ…どれも素敵。
杉咲花さんは、とってもイキイキとメアリを演じている。
空気を含んだやわらかい、でも元気な女の子の声はメアリにぴったり。
そして、神木隆之介さんは、まさにピーター。
神木さんが声を演じている作品はどれもヒットする、というのは彼の個性が主張しすぎていないからかもしれない。
それに対して、とっても好きな俳優さんながら個性が強すぎてちょっと…だったのが天海さんと小日向さん。
とってもパワフルでよかった…んだけど、本当に顔が画面にちらつく感じで、ちょっと邪魔になった。
やっぱり、その点においては専業の声優さんのほうがいいのかなぁ…と。
物語の終盤にむかってどんどんどんどん話が展開していく様子、動きが大きくなっていくところは、本当にワクワクする。
怖すぎる描写や残酷すぎる画面もないので、小さい子供が観てもきっと大丈夫。
人を信じること、裏切らないこと、間違ったことにはきちんとNOといえること、そんな正義を堅苦しくなく楽しく実感させてくれるお話。
ご家族でも、友達同士でも、そしてわたしのように一人でも楽しめる映画だ。
坂本 実千代
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