今朝、車の中でパパと歩く幼稚園くらいの女の子を見た。
たぶん、初おろしのピンクのお花模様のフリルのい~っぱいついたお洋服を着て、手にはこれまたピンクの傘を持って。
おしゃれして、とっても晴れやかな表情で歩いている。
まるで、どこかの国の王女さまのようだ。
走り回るでもなく、スキップするでもなく…。
「王女さまみたい」と思ったその感想はきっと、その歩き方。
本来は子供に使う言葉ではないだろうが、まさに「しずしずと歩む」がぴったりな姿だった。
子供らしい表情とその歩き方のギャップが余計にかわいらしかった。
しずしずとは?
ちなみに、「しずしず」は「静静」または「静々」と書き、意味はgoo辞書によると「静かにゆっくり行われるさま」とある。
ただ、これだけだと何となく意味が伝わりにくい。
「しずしずと歩く」と聞いて思い浮かべるのは、一般的に「品格のある女性が静かに、そして優雅に歩く様子」だろう。
この言葉、わたしは当たり前に使っていたが、同年代の男性には伝わらなかった。
今は言葉がたくさん生まれて、すぐに使われなくなっていく。
昔からあるこんな言葉も、だんだん使われなくなっていくのかもしれない。
そう考えると、なんだか寂しい。
坂本 実千代
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