2017年(平成29年)も7月15日に精霊流しが開催されました。
精霊流しとは?
「しょうろうながし」と読みます。
さだまさしさんの曲で知られることから、全国的に行われている行事かと思っていました。
しかし、実際には長崎県の各地、熊本県の一部地域(熊本市や御船町など)、佐賀市など限られた地域で行われているお盆行事でした。
灯ろうや精霊船に故人の霊を乗せて、川に流すという、故人を追悼する仏教行事です。
熊本市の精霊流しは、ボランティア「熊本城城下町精霊流し市民の会」によって運営されています。
以前は、流す際に1人ずつ名前が読み上げられていたのですが、熊本地震後(2016年から)は簡素化されて流されるのみとなってしまいました。
精霊流しの様子
市民会館近くの受付で灯ろうや精霊船を渡すと、ボランティアスタッフによって流してもらえます。
やぐらに乗って1つ1つ丁寧に手渡しされていく様子を橋の上から見ることができます。
また、川の中にいるスタッフの役割は、流れが穏やかで止まってしまう灯ろうを、近くで流れを作って流すことです。
川下の中央郵便局付近で回収される、橋1つ分ほどの距離の精霊流しです。
ちょっと残念なのは、九州ではまだ明るい時間帯(18:30~19:30)のため、灯りがほとんどわからないという点でしょうか。
でも、精霊流しのゆらゆらゆれる灯ろうや精霊船を見ながら、故人を偲ぶ静かな時間をすごすことができます。
坂本 実千代
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