企業が求める条件と働く側が求める条件がマッチすることが雇用関係成立の要件です。
具体的には次のようになります。
働くために必要な条件
働く側
- 労働条件
- 仕事の内容が自分にあっているか
企業側
- 労働条件
- 基本能力、学力などがあるか
「どんな人と働きたいか?」については、一度ご自身でも考えてみていただきたいのですが、「責任感」と「職務遂行能力」というのは誰からも望まれる資質でしょう。
では、企業が求める人材とはどういったものでしょうか。具体的には、次の「テクニカルスキル」「ヒューマンスキル」「コンセプチュアルスキル」が高い人、ということになります。
テクニカルスキル(職務能力)
- 比較的若い人に求められるスキル
- 専門的な能力を身につけていること
- 覚える力 及び 質問力
ヒューマンスキル(対人能力)
- コミュニケーション能力
- 交渉力
- リーダーシップ
- コンサルティング力
※苦手な人は、すぐに改善にむけて努力してきたいスキルです。
コンセプチュアルスキル(概念的な能力)
- ベテランに望まれる力
- 想像力
- 状況判断力
- 戦略的立案力
- 問題発見解決力
なかなか再就職が難しいといわれる50~60代ですが、若い人と違うスキルがあれば差別化されます。この世代は、管理能力や問題発見解決力などがあると強みになります。
働く側が求めている条件に焦点をあてると、次のようになります。
自分がしたいこと
【適性・適職】
- 能力的適性…仕事に必要な知識や技能が備わっているか
- 性格的適性…気質や性格などが仕事にあっているか
- 態度的適性…意思や意欲があるかどうか
※キャリアシートやジョブカードを通してみつけていくことができます
自分にできること
- 今までの経験・知識…生涯を通じてキャリアを作っていくことも大切
- 技能・技術…将来の職業目標にそって能力アップをはかる
- 資格…社外にも通じる専門性
※自分自身の適性、能力、希望、関心について把握しておくことが大切です
履歴書に「趣味」がある理由とは?
履歴書に「趣味」を記載する欄があるのは、それによって人柄がみえてくるからです。趣味はその人の行動特性をみることができますし、面接などの際、趣味を語ってもらうことで、その内面をひきだすことができます。
例えば、運動系の趣味を持っている人は健康的ですし、チームワークなどを身につけているイメージがあります。
趣味が何であるかにかかわらず、ひとつに一生懸命になっている人は、探求心があり、コツコツ積み上げていくことが得意だと感じます。一方、多趣味な人は好奇心旺盛なイメージがあります。
また、趣味の楽しみを持つことでストレス発散につながります。現代はストレス社会ですので、自分自身で発散する力も大切です。
履歴書に記載した趣味については十分に語れるように準備しておく必要があるでしょう。
自分にあった仕事を探すために
まず、仕事や職種を知ることが必要になります。インターネットで調べたり、友人知人からの情報を集めたりすることも役に立ちます。調べていく中で、今まで知らなかった仕事や想定していなかった仕事の中に、興味のあるものがでてくるかもしれません。
そして、今まで自分が経験してきたことをキャリアシートやジョブカードにまとめることで自分自身の適性、適職を知ることができます。
就職活動を通じて、仕事に必要なスキルを高めるとともに、実際に就業した際に気持ちよく仕事ができるよう、人間的な魅力も磨いていくようにしたいものです。
坂本 実千代
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