白竹堂 京都本店
京都に行くなら絶対行こう!と思っていたのが、白竹堂。
ここ数年、東京の専門店をはじめいろいろなところで扇子を探し続けていたのだが、なかなかこれ!というものがなかった。
ネットで探してひとめぼれしたのが白竹堂のものだった。
GoogkeMapを頼りに歩いていると、突如目の前に現れた。
この趣のある店構えに、思わず歓声をあげた。
白竹堂についてご存知ない方のために、概要をご紹介しよう。
縁起ものとして愛され続ける京扇子
享保三年(1718年)、「金屋孫兵衛」の屋号で西本願寺前に寺院用扇子の店を開業。一般用、贈答用の京扇子を製造販売するようになったことがきっかけとなり、近代日本画壇の富岡鉄斎氏より「白竹堂」の堂号を頂く。創業290年の歴史を持つ白竹堂では雅な京扇子からレースや刺繍を施したモダンなデザイン扇子など数多く取り揃えている。
白竹堂の店内
店内には、写真のように様々な扇がある。
この日は展示会の準備中ということで、舞扇や飾り用の扇などは普段より少なかった。
女性用の扇子はもちろん、男性の普段使いのものやコラボ作品(アーティスト、映画、漫画やくまモンなど)もある。
素材も通常の紙製、変わり素材の紙製、布製などいろいろ。
他に、ガマ口ポーチなどの雑貨、お香なども販売されている。
選んだ扇子はこれ!
実際に手に取り、広げたりして見て回った結果、選んだのはこちら。
結局、事前にネットで気になっていたシリーズに決めたのだが、色は違うものを選んだ。
実際に見てみると、その素材感、すけ具合など細かいところに差が出る。
この扇の骨部分の手触り、色、新品なのにもう使い込んだような風合いがいい。
そして、扇面のベールの繊細さ!
このベール部分は、チュールと日本製シルクを張り合わせた生地、それに銀糸で京都刺繍がほどこされている。
扇を入れる袋の刺繍は、その模様を拡大したもの。
タッセルは銀の透かしパーツに銀糸をあしらった正絹。
このタッセル、ユラユラ揺れてきれいだし無駄に重くない。
扇の骨部分は「京都扇でほぼ初となるアシンメトリーなナイフ型デザイン、微粒子のパール粉が入った塗で仕上げている」ものだと、お店の方の説明にも熱がこもっていた。
自分が選んだものをこうまで褒められると、なんだかうれしくなる。
その場でできるということだったので、名前を入れてもらった。(追加料金500円)
赤茶塗りの桐箱にセットされ、水引のついたラッピングをしてもらった。
自分用の京都みやげ。
22,140円は扇としては高価だが、何年も探し求めてやっと巡り合ったお気に入り。
大切に使っていきたい。
白竹堂京都本店 お店の情報
- 住所…〒604-8075 京都市中京区麩屋町通六角上ル白壁町448番地
- 電話…075-221-1341
- 営業時間…10~18時(5~8月…10~19時)
- 定休日…水曜(5~8月…無休)
- アクセス
阪急「河原町駅」11番出口から徒歩10分
地下鉄東西線「京都市役所前駅」から徒歩7分
白竹堂
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坂本 実千代
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