熊本駅おてもやん通りとは?
「おてもやん通り」とは、新幹線口と白川口(在来線、市電側)をつなぐ地下通路のこと。
エスカレータは上りしかないため、大きな荷物を抱えて降りる場合は、エレベータを使うことになる。
おてもやん通り入口に説明が掲示されていた。
このおてもやん通りは、熊本駅高架事業が完成する間の仮設地下道として整備されました。
壁面に配された半透明のガラスには、101匹の「くろちゃん(JR九州のオリジナルマスコットキャラクター」が描かれ、地下道路を歩く楽しさを演出しています。また、熊本を代表する民謡「おてもやん」のユーモラスな歌詞も描かれています。
通路には熊本県産の杉材をふんだんに使用するとともに、熊本県の伝統工芸品をケース展示し、懐かしい雰囲気を醸し出しています。
このおてもやん通りは、鉄道デザインの国際的なコンペであるブルネル賞(第11回平成23年度)において、奨励賞を受賞いたしました。
ブルネル賞について
鉄道デザインに関するあらゆる分野の優良デザインを奨励・促進していくことを目的に、イギリスのグレートウエスタン鉄道創立150周年に当たる1985年にイギリス、オランダ、スウェーデンの各国国鉄の建築家やデザイナーにより設立されました。
おてもやん通り・壁面はこうなっている
♪
おてもやん あんたこの頃 嫁入りしたではないかいな
嫁入りしたこたこつぁしたばってん…
♪
という歌詞に乗せて、JRキャラクター犬のクロちゃんが配される。
よく見ると、みんな動きも表情も違う。
特急あそぼーいで人気の「くろちゃん」の、人気の理由がわかる気がする。
くろちゃんの向かい側の壁面には、花手箱やきじ馬など、熊本の伝統工芸品が飾ってある。
熊本伝統工芸・花手箱 羽子板
熊本伝統工芸・きじ馬
※きじ馬、花手箱、羽子板などを手に入れるには、熊本市中心部にある熊本県伝統工芸館がおすすめ。
「熊本駅高架が完成するまでの通路」ということで味気ないものになりがちなところ、なんとも楽しい場所になっている。
熊本駅に行く機会があれば、ぜひ通ってみてほしい。
坂本 実千代
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