熊本地震のある意味シンボルのようになっていた京町ハイツ。
大きく斜めに傾いていたマンション映像は、繰り返しニュースなどで流れていました。
片側が完全に一階部分が潰れてより傾斜が激しくなってハラハラしていたのですが…
やっと本格的に取り壊しが始まっています。
最近になって建物の解体、整理が進んできているこのあたり。
昔ながらの間口が狭く奥行の長い建物も多く、解体後はとりあえず駐車場になっているところも。
そういった昔ながらの家のいくつかには、挨拶程度だったけれど、年配の独り暮らしの女性がお住まいでした。
その中の1件は、庭のお花を毎日お世話されていたんですが、
震災後は荒れたお庭になって…今は更地。
最後にご挨拶したのは、解体がはじまるその日。
その表情を、今も忘れることができません。
少しずつ変化していく町。
車で通り過ぎると一瞬だけど、歩いてみるとそこにあった人の暮らし」を思ってしまいます。
何事もなかったように過ぎていく毎日。
痛んだ建物や道も修復されたり、新しくなったりして、震災の痛みはだんだん見えなくなってる。
熊本の人はみんな元気で前向き。
…でもね、
やっぱりみんな、震えるような気持ちを心の奥に抱えてる。
だからこそ、
がんばらなきゃ!って思ってる。
坂本 実千代
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